「寝たら治るかな?」
C.C.は巻かれた手のひらを見ながらつぶやく。
「治るわけないだろ。しばらくそっちの手は使うなよ。」
「はいはい。」
C.C.はそっぽを向き、聞き流している。
「だいたいお前は・・・」
ルルーシュの説教が始まった。
一方、シャーリー、カレン、ナナリーは生徒会室からクラブハウスへ歩いていた。
「結局、この停電って明日まで直らないのよね?」
歩きながらカレンが二人に話しかける。
「うん。たぶん。
ところで、ルルたちにクラブハウス集合って伝えた方がよくない?」
ナナリーの車椅子を押しながら、シャーリーが答える。
「そうですね。お兄様とC.C.さんは保健室に寄るとおっしゃっていたので、
一度、そちらに向かいませんか?」
ナナリーが二人に言った。
保健室の前までくると、中から話し声が聞こえてきた。
(ルルの声・・・・?)
「この際言わせてもらう。偏った食生活は体によくない。
今までは特異体質だったから問題ないとしよう。
だが、これからは違う。一緒に暮らす以上、あるべき時間に
バランスのとれた食事をしてもらう。
あと、部屋の中では服を着ろ。お前は女の慎みもないのか?」
「わかってないな。ルルーシュ。
人間、いつ何がおこるかわからないのだぞ?
だから私は好きなものを食べる。
それに服を着ろだの指図されたくない。
私の部屋なんだから、どんな格好でもいいだろ?」
「ちがう。だから・・・・!!」
ガチャリ
保健室の扉が開く。
二人は扉の方に目をやる。
扉の前には、ナナリーとシャーリー、カレンだ。
「お兄様、C.C.さんを怒らないでください。
すみません、盗み聞きするつもりはなかったんです。」
「廊下まで声が聞こえてたのよ。ね、ナナリー。」
カレンが付け加えて言った。
「ナナリーが謝ることはない。こいつが悪いんだ。」
C.C.はフン、と鼻を鳴らしながら言った。
「く・・・。」
最愛の妹の前では何も言えない。
ひとりだけ廊下で立ち尽くすシャーリー。
(もしかして一緒の部屋で暮らしてるの・・・!?
しかもC.C.に服を着ろって・・・どういうこと?
やっぱり二人は付き合ってるってことなの?
でもナナちゃんは違うって・・・)
ひたすら考えこむシャーリー。
みんながクラブハウスへ向かおうとしているのに気付いてない様子である。
彼女にとっては一大事なのだ。
「シャーリー?どうしたんだ?
クラブハウスに行くんだろ?呼びにきてくれてありがとう。」
ルルーシュに話しかけられ、ハッと我にかえる。
気になることを胸に抱きながら、彼女はほほえむ。
「ううん。何でもないの。いこっ!ルル!」
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すみません。終わりませんでした。
DSやって気付いたんですが、クラブハウスに生徒会室があるんですよね。
どうしよ・・・と思いながら書いていました。
アニメの設定でもそうでしたっけ??
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