生徒会メンバー+ルルC
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私の願いが叶った。
あきらかけていた願い。
けれど、決してあきらめていたわけじゃなかった。
私の願い・・・
それは、「限りある時間」。
今までの自分は、時の流れが止まっていた。
でもこれからは違う。
「おい!起きろ!学校の時間だぞ!初日から遅刻する気か?」
そうだった。
忘れていたわけじゃないが、今日から学校に通うんだった。
制服に袖をとおす。準備はできた。
「いいか。問題はおこすなよ。」
「ああ、自重するさ。」
「おはよう!ルル!ね、今日うちのクラスに転入生がくるんだって!」
「ああ、知ってるよ」
「女の子なんだって。どんな子だろ!楽しみ!」
クラスでは、転入生がくることは噂でもちきりだ。
転入生なんて、スザク以来か・・・。
みんなが口々とどんな子がくるか話していた。
予鈴が鳴る。
教員と共に入ってきたのは、髪の長い神秘的な少女。
顔立ちは人形のようで、とても華奢だ。
クラス全員が息をのむ。
しかし・・・
「C.C.だ。よろしく。」
愛想のないあいさつだった。
抑揚のない声。
そう、C.C.はルルーシュと同じクラスに転入してきたのだ。
学校に今まで通ったことがなかったということと、
独りだと何をするかわからないという理由で。
ルルーシュが学園長に取り合ってくれたのだ。
休憩時間にもなると、さっそくC.C.の周りには人だかりができた。
「ね!あたしシャーリーよろしく!」
「どこに住んでるの?寮じゃないよね?」
「変わった名前だねー!」
「部活は何に入るの?」
とにかく、質問攻めだ。
普通の人間になったとはいえ、性格までは変わらない。
いちいち答えるのはめんどくさい。
「ふう。」ため息をついて、
「あいつが全部知っている」
ルルーシュを指さし、当の本人は席から立ち上がり教室からでていった。
視線が一気にルルーシュに集まる。
「なんでルルがあの子のこと知ってるの?」
「ああ。それは、C.C.はオレと一緒に住んでるんだ。ちょっと訳ありな奴で。」
「えーーー!!」
そんなことをサラリと言うことにもびっくりだが、一緒に住んでる?どういうこと?
シャーリーの頭の中はいっぱいだった。
「久しぶりね。C.C.」
ふいにかけられた声。
「なんだ、カレンじゃないか」
「同じクラスに転入してくるなんて、驚いちゃったわよ」
二人はお互いを知っている間柄だ。
なんだか、ホッとしてしまう。
今まではこんなのなかったのに。人間になったからか・・・?
「さ、もうすぐで次の授業が始まるわよ!」
カレンはC.C.の手をひっぱり教室に戻った。
放課後になり、ルルーシュが席の横にきた。
クラスの視線が集まる。
「おまえ部活はどうするんだ?」
「興味ない。」
しかし、この学園では部活に所属しなければならない。
「なら、今日から生徒会に所属してもらう。許可はもらっている。」
「おせっかいな坊やだな・・・わかったよ。」
生徒会室にC.C.をひっぱってきたら、既に他のメンバーは集まっていた。
「生徒会長のミレイよ。よろしくね!」
「同じクラスで水泳部と掛け持ちのシャーリーよ。仲良くしてね!」
「オレはリヴァル!C.C.だっけ?変わった名前だね〜」
「二、ニーナです。よろしく・・」
「僕のことは知ってるよね?スザクだ。よろしく!」
「私も知ってるわね。カレンよ。よろしく!」
「ルルーシュだ。よろしく。」
「ナナリーです。またお会いできてうれしいです。C.C.さん」
「にゃー」アーサーもあいさつする。
しかし本人は「C.C.だ。よろしく。」
朝と同じ。抑揚のない声。やる気あるのか・・・?
「よーし!では早速、歓迎パーティ!!といきたいとこだけど
本日は急ぎで大至急の予算組みをします。」
「えーーー!そんなぁ!」
そんなこんなで、予算組みが終わったのは夜だった。
「ふう、やっと終わったー!」
シャーリーは伸びをしている。リヴァルはあくび。
「会長ってば、なんでこんなになるまで予算組みやらなかったんですかー?」
「もう、くたくた・・・」
「まぁま!終わったんだし♪明日はC.C.の歓迎会よ!!」
ニッコリ笑うミレイ。
C.C.も自然と笑みがこぼれた。
それを見たルルーシュも少し安心する。これならやっていける、と。
その時だ。急に部屋が真っ暗になった。
ブレーカーかと思い、ペンライトをたよりにカチャカチャするが反応がない。
どういうことだ?電気系統に異常があるのか・・・?
「ちょっと電気室の様子を見に行ってくる。」ルルーシュが皆に言う。
「お前だけでは心配だ。私もいこう。」C.C.が言う。
「なら、私は寮の方を見てくるわ。みんなこの停電で混乱するといけないから。
ニーナ、一緒に。」ミレイが言う。
「じゃ、オレとスザクで男子寮をみてくるよ。」リヴァルが言う。
「ナナちゃんとカレンと私はここにいるわ。何かあったらここに連絡して。」
ルルーシュとC.C.は電気室へ。
ミレイとニーナは女子寮へ。
リヴァルとスザクは男子寮に。
残った、カレン、シャーリー、ナナリーは生徒会室で待機。
「みなさん、お気をつけて。」ナナリーが心配そうに言った。
さて、この停電の理由は?
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ブリタニアつぶしたら、学園どーなんのさ?って感じですが・・・・
カレンもスザクもシャーリーもゼロの正体しってるじゃん!ですが・・・
そこらへんはスルーです。
気にしないでください・・・・。
つづきます!
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