ヴィットさんに捧げます。
いつも応援して頂いてありがとうございます。
楽しんでもらえたら、うれしいです。 ルルC+生徒会

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「さ〜あ!!本日はルルーシュの部屋にいくわよ〜♪」
ミレイはノリノリだ。
こうなってしまっては、もう誰も止めるとこはできないだろう。
副会長であるオレが一番よく知っている。
生徒会メンバーはルルーシュの承諾もなく、クラブハウスへ向かっている。
もちろんナナリーも一緒に。

まずい。非常にまずい。
部屋には恐らく拘束衣姿のC.C.がいる。
あんな姿で見つかったら、オレが監禁、拘束してるのも同然。
他の連中はともかく、ナナリー!ナナリーにだけは・・・・!!
とにかく、冷静になれ。部屋には鍵がかかっている。
暗証番号はオレしか知らない。大丈夫だ!!

そうこう考えている内に、一行は部屋の扉の前に来た。
「暗証番号でロックされてるわね。」ムムムと、ミレイ。
ピピピピピッ!
シャーリーがボタンを押している。
ピピー!!間違えてしまったようだ。
「ちぇー、ルルの誕生日かと思ったのに。」
「もしかして〜♪」
ミレイが暗証番号を入力すると、ピーーー。
扉のロックが解除された。
「やっぱりね♪」ニッコリ笑うミレイ。
「会長、何の番号いれたんですかー?」とリヴァル。
「それはだね!ナナリーの誕生日よ♪」

プシュー。開いてはならない扉が開く。
部屋の中に入る生徒会メンバー。
ルルーシュは無言のまま、立ち尽くしている。
「わぁ!ルルの部屋ってひろーい!」
黄色い声のシャーリー。
「へえ、思ったより片付いてるんだ〜」
「そうなんですよ。リヴァルさん、お兄様って掃除好きなんです。」
ナナリーが楽しそうに言った。
部屋の中にはC.C.の姿はなかった。
それを確認したのか、「ほら、何もない部屋ですから。もういいでしょう?」と言う。
しかし、おのおの部屋の中を拝見しているようだ。
いつの間にかアーサーまで来ている。
あいつ、一体どこにいったんだ?疑問がのこる。

「将来を約束したC.C.さんとやらの気配はないようね〜。」
ソファに座りながら、ミレイはつまらなそうだ。
「ん?」
ふいにソファに手を伸ばしたら、長い髪の毛がからまった。
つまんで太陽の光にかざして見ると、ライトグリーン。
ナナリーや今きたメンバーのものじゃない。
まじまじと見ていると、横からスザクがこっそり話す。
「実は僕も前に部屋にきたときに、その髪の毛をみつけたことがあったんです。
ナナリーには秘密と言われて。だから見なかったことに。」
さすがはスザク。優しい上に口も堅い。
と、そのときだった。
「きゃっ!!」シャーリーの声が響く。
どうしたの?とふりむくと、
「さっき、アーサーがベッドの下に入っていったの。でてこさせようとしたら、ベッドの下に・・・」
「なんだ。騒がしいな。ほら。」とアーサーを差し出す少女。
ライトグリーンの腰まである長い髪、人形のような美しい顔立ち。
しかし、着ている服は白い拘束衣。
一同はシンと静まり返った。

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なんか楽しいので、つづきます。

アフタヌーンティ3